なぜ自信が持てないのか

自己に対する価値感とはどういうものか定義し、それをベースに価値感の高い人/低い人について例を挙げて説明し、自己の価値感が高まる話、自己の無価値感が高まる状況や実例、自己の無価値感が高まる社会的な状況を丁寧に説明してくれて分かりやすいと思いました。

自己評価が「自己の能力や行動に対する評価」「自己の存在そのものに対する評価」の2種類あることを教えてもらえたのは収穫。

誰かの自分に対する指摘は、能力や行動に対する評価として受け止めるように心がければいい。逆に、誰かへの評価は、存在そのものへの否定とならないように気をつける。

残念なのは、自己の無価値感を育んでしまう状況や原因の説明にページが割かれているため、読んでて気が滅入ること。

第五章の「2 日本文化と自己価値感」の中で「…『間違えだらけの○○」と題した本の氾濫にも…」と例を挙げているけど、この本自体もその1つだと思うのだけど・・・。

改善策にページを割き、「1人で出来ること」「夫(妻)の協力のものに出来ること」「近所の人たち(あるいは友達)と出来ること」のように、規模に応じた方法を豊富に提案してくれていれば。例えば、第四章での実例は「○○の場合」「分析」とありますが、更に「本来どうあれば良かったのか?」「今から出来ること」という項目を追加するとか。






関空の[ぬ]'s Ownd

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